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「年末年始営業のご案内」

2015年12月29日

「赤坂 とだ」本年の営業は12月29日(火)までとなります。新年は1月4日(月)からの営業とさせていただきます。本年中はたくさんのご愛顧を賜り心より感謝申し上げますとともに、2016年の皆様のご多幸をお祈りいたします。

「体があたたまる和食」

2015年12月16日

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師走も半ばになり寒さも厳しさを増してきました。こんな時は体がホッと温まるものを食べたくなります。そこで今日はお正月料理にも活用できる一品「粕汁」を簡単にご紹介します。
酒粕は発酵食品でもありお肌にも良く、からだもポカポカにしてくれます。
具材のおすすめは「こんにゃく」「ゴボウ」「人参」「大根」「お魚のあら」、そして仕上げに七味唐辛子と葱。

汁の割合は出汁1Lに対して酒粕700g、白みそが300g。約5~6人前です。
出汁は「あら」から取ります。お水1Lにあらが100gくらいの目途で。
こんにゃく、ゴボウ、人参、大根はお好みの量で結構です。

最初に「あら」に塩を多めに振り、約1h置きます。その後水で塩を洗い流したら熱湯でさっと霜降りして1Lの水の入った鍋に入れ30分ほど弱火で煮てください。身のついた所は残して、骨だけになったところは捨てましょう。
他の具になる、こんにゃくは手綱、ゴボウはささがき、人参と大根は短冊型に切っておきます。
ゴボウは酢水であく抜きをして、こんにゃく、大根、人参はサッと湯通ししてください。 それらを先ほどの「あら」で取った出汁に入れて火を入れていきます。
調理にに少し時間のかかる人参を先に入れ、軽めに火が通った所で残りの大根、こんにゃく、 ゴボウを投入。すべての材料に火が通ったら火を止め白みそ、酒粕を溶き入れもう10分やさしく 沸騰させて完了です。
お椀に盛り付けたら七味唐辛子と葱を少し振りかけて。

お酒が飲める方は熱燗を一緒に召し上がっても美味しいですよ!

「赤坂 とだ」をはじめるにあたって

2015年12月03日

「日本人として食べることの喜びと幸せを伝えたい」

この思いが、私が<赤坂 とだ>を開いたきっかけでした。

私は長くイタリアンレストランで仕事をさせて頂いておりました。素晴らしい師匠や友人に出会い、イタリアでも仕事する機会にも恵まれて、この上ない環境に身を置いていたのですが、その中で心に積もる思いがありました。
それは海外から来られるお客様が日本に対する理解がとても深く、私達の文化や歴史、宗教などについて明文化されたものをお持ちでいらっしゃると同時に彼らの文化との比較を思慮として持っているということでした。世界の中での日本の立ち位置が大きく変わっていく中で、自分はもっと日本人として伝えなければならないことがあると強く思うきっかけでした。
大きな挑戦ではありましたが、志に賛同してくれる仲間を集いこの6月にスタートを切らせて頂きました。

 

「いただきます」という感謝のことばで始まり、「ごちそうさまでした」という感謝のことばで終わる私たちの習わし。四季の移ろいを美しく愛でることの出来る風土。その中で先人が培ってくれた「和食」という大きな舞台で私なりの「食べることの喜びと幸せ」を表現してみたいと思っております。
伝統的な技法にこだわりつつ、チョッピリ遊び心を効かせたお料理や、お酒との組み合せを楽しんで頂ければ心より嬉しく存じます。

 

戸田成直

店主

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